「会社はムダが9割」という本を読んでみた感想
本のタイトルから気になって読んでみました。
エンジニアの立場からするとムダなことを簡略化して、無くすということを考えることがあります。
その参考にしようと思って読んでみました。
感想
1回読んだときは内容が頭に入ってきませんでした。
ISO?なにそれ。そんなことよりも、ムダの改善方法や事例を教えてくれと。
「○○はムダ」という章に対して、それがなぜムダなのかがわかりやすく書かれていないこと、どのような基準で「ムダ」といっているのかが分からなかったからです。
例えば「社員同士で遠慮するムダ」という章があるのですが、最後の方でようやく「遠慮を無くすことで仕事が上手く回り始めた」といった記載がありました。
ただ、それも結局「仕事をどんどん振って現場に連れて行く」ということをやるようにアドバイスをしたからと読み取れました。
定価で買うだけの価値はないかな?
という感想がはじめに来ました。中古本かKindleUnlimitedで0円で読むのが良いと思います。
分かりづらい部分もありますが、参考になる箇所もあります。
話の中には実は自分もやっているかなと思うものがありました。
例えば「実行しないムダ」「自分のことがわからないムダ」という章があります。
前者は計画を立てただけでは意味が無く、走りながら修正する。
実際に運用しながら微調整を加えて精度を上げるというものです。
後者は自分の性質を知るということ。
何をしたいのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか。
現状分析を行い、ゴールから逆算して計画を見直すことで結果が出せるというものです。
まとめ
私が「会社はムダが9割」という本で得られたことは、会社内のムダを知るというよりも、自分のための気づきでした。
今の自分が何を改善すればよいのかという指標を得るためのツールとして、この本を使うのが良いと思います。